爆弾処理班の奇妙な任務 [0:0:2]
0:ここは警備部機動隊爆発物対策本部無線室。人が出払った小さい部屋に無線が一台置かれている。
0:無線機の前には深刻そうな顔でイーグルが座っている。
0:暗闇の中緊張感のある音楽が爆音で流れて、無線機の前のイーグルにスポットライトが当たる。
0:以下はイーグルとフォックスの無線という形で進行される。
イーグル:こちらイーグル、状況を伝えよ、オーバー
フォックス:はいはーい、こちら、フォックス。現場の避難誘導は滞りなく完了。現在南海ビルに接近、目標までの距離は50メートルほど、オーバー
イーグル:了解。現在ポイント1に本部隊かげろうも到着した。
フォックス:本丸ですか・・・でも先輩、実際可能なんですか?
イーグル:先輩ではない、私はイーグルだ
フォックス:いいじゃないですか、こっちは二人だけなんですし
イーグル:どこで盗聴されているかわからない。呼び名は基本コードネームが原則だ。
フォックス:へいへい、で、イーグル先輩
イーグル:先輩はいらん、なんだ
フォックス:実際、15か所を同時に爆破するって、可能なんですかね?
イーグル:可能だから今こうしてポイント15に我々が急行したんだろう
フォックス:でもここ、オフィスビルですよ?こんな深夜にこんなとこ爆破して、一体なんのメリットがあるんでしょう
イーグル:それは捜査のかく乱のためだと対策会議でも言われただろう
フォックス:あーそっか、すいません僕ゲームボーイやってたので・・・
イーグル:・・・フォックス・・・
フォックス:スイッチ買う金がなくて
イーグル:・・・相手がどのぐらいの技術を持っているかは未知数だが、理論上、複数箇所を同時爆破することは可能だ。やろうとすれば100か所でも、1000か所でも同時に爆破することが可能だ。
フォックス:しかし、犯行声明で示されたポイントは全国に散らばっています。こんな広い範囲を一斉に爆破することは可能なんですか?
イーグル:回線の進歩で電波の遅延はほぼないからな、可能だろう。昔のように、電気が銅線を進む時代は終わったんだよ
フォックス:ははーん・・・今のご時世、爆弾もブルートゥースってわけですね・・・
イーグル:そういう事だ
フォックス:でもイーグル、ここはポイント15でしょう?わざわざ隊員の危険をおかしてまで確認する必要あるんですかねえ
イーグル:声明が出た以上は全地点確認するんだ。さらに、そこから予想される地点にも隊員は派遣されている。
フォックス:たとえそこに爆弾がなくても?
イーグル:そうだ
フォックス:なるほど・・・
イーグル:フォックス、おしゃべりは終わりだ、状況を報告しろ
フォックス:了解、現在、補助隊員の誘導により民間人の避難は完了、人通りは依然としてありません。オーバー
イーグル:わかった、声明によると、爆破時刻は今から約2時間後の午前2時、ここがデッドラインだ、オーバー
フォックス:了解、予定通り避難が完了したので、突入許可を待ちます。オーバー
イーグル:ああ、事態は一刻を争う、突入はできそうか?オーバー
フォックス:突入って言っても一人ですけどね・・・
イーグル:突入は突入だ。ビルの構造からして、予想される設置個所は3か所だ、オーバー
フォックス:わかってますよ、一階のカウンター裏。エレベーター。屋上、水道棟の上。
イーグル:そこはしっかり押さえてるんだな
フォックス:自分の命にかかわりますからね
イーグル:構わない、時間はかけないに越したことはない、突入してくれ、オーバー
フォックス:かしこまりました、ただいまより突入します。フォックスアウト
イーグル:迅速に確認、報告を繰り返してくれ、箱を確認次第無線を繋ぐ。こちらでIEDから軍用まで、解体マニュアルは用意しているので箱を見つけても不用意に触らないように・・・イーグルアウト
0:間。この間にフォックスは突入し3つの地点を確認していく。
フォックス:地点A、カウンター、クリア
フォックス:地点B、エレベーター、クリア
フォックス:地点C、水道棟、クリア。3つの地点・・・共にクリア・・・オーバー
イーグル:・・・はあ、やはりブラフだったか
フォックス:ですね・・・
フォックス:どうしますか?
イーグル:ふむ、箱がない以上、やはり敵の目的は本丸、佐賀わいわいランドだろうな
フォックス:佐賀・・・
イーグル:ご苦労だった。任務はプロトコルDに移行。各階層を確認しながら戻ってきてくれ。オーバー
フォックス:了解、戻ります・・・ところで先輩
イーグル:イーグルだ
フォックス:イーグルさん
イーグル:さんはいらない。なんだ
フォックス:犯人はなぜ確保できないのでしょうか
イーグル:ああ、そのことか・・・
フォックス:この3年間、ずっと捜査が続いてたんですよね?なのに捜査に進展がないと聞きました。
フォックス:とはいえ犯人は雲隠れしていたわけではない。僕も1年前に警備部に配属されて、ヤツ関連の事件はこれで2回目です。
イーグル:・・・ボマークラウン
フォックス:へ?
イーグル:爆弾道化師。3年前、本部に届いた手紙の宛名に書いてあった名前だ。そして、お前も知っているだろうが北海道庁爆破事件、幸い警備部による対応で被害は最小限に抑えられたが、200名のけが人という大規模な犠牲を出した
フォックス:覚えています、ニュースで見てました、その事件
イーグル:ああ。その事件から3年間、ヤツの犯行と思しき爆破事件は今回で30件目になる。
フォックス:30件!?そんなに・・・
イーグル:奴が捕まらない理由。
フォックス:はい
イーグル:残らないんだよ、残骸が
フォックス:残骸・・・ですか?
イーグル:ああ、普通、爆弾というのは爆発したら金属片なり、ガラスなり、何かしらの燃えカスが残るもんだ
フォックス:そうですね
イーグル:そしてその燃えカスから、爆弾の種類やら、生産ルートやらが特定される。
イーグル:・・・だがヤツの爆弾は違う。現場に残骸が残らない。そして、誰もその爆弾を見た事がない。
フォックス:そんなことって・・・
イーグル:ああ、通常は考えられない。ヤツがどうやって残骸を消したのか、どうやって爆破を起こしているのか・・・唯一の手がかりは犯行声明として届くあの不気味な手紙のみ・・・
イーグル:爆弾マジシャンボマークラウン、まずはヤツがどんな爆弾を使うのかがわからない限り、確保は難しいだろうな・・・
0:一瞬、変な間がある。
イーグル:イーグル、どうした?応答しろ
フォックス:先輩・・・
イーグル:先輩じゃない、イーグルだ
フォックス:先輩・・・
イーグル:・・・どうした?
フォックス:みつけました、爆弾・・・・
イーグル:なに!距離は!
フォックス:目の前です・・・
イーグル:わかった、まだ触るんじゃないぞ、今マニュアルを・・・まず、形状だ、何か袋などをかぶっている場合は振動を与えるのは避けたい、スタビライザーを持っているな
フォックス:・・・
イーグル:フォックス・・・?
フォックス:いや、あの、先輩
イーグル:どうしたんだ!早く報告を
フォックス:(さえぎって)犬です
イーグル:・・・は?
イーグル:・・・え?今なんて?
フォックス:犬です
イーグル:うん・・・え?何が?
フォックス:形状です、爆弾の
イーグル:犬なの?
フォックス:はい
イーグル:爆弾の形状が?
フォックス:はい
0:しばらくの間
イーグル:え、爆弾の形状が犬なの?
フォックス:だからそういってるじゃないですか!
イーグル:いや怒鳴んないでよ!こっちこそ起こりたいよ!なに!ふざけてるの!
フォックス:ふざけてないですよ!なんですかこれ!ふざけてるんですか!
イーグル:どういうことなんだ!犬の置物ってこと!?
フォックス:いえ!犬なんですよ!
イーグル:生きてる犬ってこと!?どんな犬なの!
フォックス:バーニーズマウンテンドックです!生きたバーニーズマウンテンドックです!
イーグル:それはもう生きたバーニーズマウンテンドックであって爆弾じゃないんじゃないの!?
フォックス:爆弾なんですよ!
イーグル:なんでわかるの!
0:間。
フォックス:音が・・・するんです・・・。
イーグル:音・・・?
フォックス:聞こえませんか・・・?ピッピッピッて
0:間、カウントの音が聞こえてくる。
イーグル:聞こえる!爆弾だ!
フォックス:爆弾です!でも犬です!
イーグル:犬爆弾だ!犬の爆弾だから犬爆弾だ!
フォックス:犬爆弾!犬爆弾です!
イーグル:・・・フォックス!
フォックス:はい!
イーグル:落ち着くんだ・・・
フォックス:はい・・・
イーグル:状況を報告したまえ・・・
フォックス:はい・・・現在ビルの10階、廊下の中心、目の前に、バーニーズマウンテンドックと思しき爆弾が、秒読み音を上げています。
イーグル:犬は落ち着いているのか
フォックス:はい、おとなしくこっちを見ています・・・とてもかわいいです
イーグル:そうか
フォックス:イーグル、指示を
イーグル:なにか、なにかその、機械的な部分はないのか、その犬に
フォックス:見てみます
イーグル:気をつけろ、犬が動きだしたらすぐに伝えてくれ
フォックス:一見、犬に機械的な部分はありません、表面は一般的なバーニーズマウンテンドックと大差はありません。
イーグル:ふむ・・・
フォックス:ですが、聞こえてくる秒読み音はコンポジションC4(シーフォー)に酷似しております。
イーグル:な、なんだって?
フォックス:あくまで似ているという段階ですが
イーグル:フォックス、もしそれがC4爆弾であるとしたら、そのビルはおろか、周囲一帯を爆破する威力を持っている可能性がある・・・
フォックス:はい・・・
イーグル:慎重に解除にあたってくれ
フォックス:はい・・・いやどうすればいいんですか!解除ったって・・・
イーグル:わかっている、頼むから落ち着いてくれ
フォックス:すみません・・・
イーグル:いいか、あいにくプラスチック爆弾の解除マニュアルは一連、私の手元にある。
イーグル:今から数あるマニュアルの手順1を順番に読み上げていく。もし適応しそうな手順があった場合は、それでいく
フォックス:そんなバカな・・・
イーグル:イレギュラーな事態なんだ、これは、俺たちにしかできない任務なんだ、やってくれるな?
フォックス:・・・了解、読み上げ、お願いします。
イーグル:頼むぞ。
0:間、資料が用意される。
イーグル:手順1、乳白色のブロックからバーミュレーターを使い、慎重に真空管を抜く。乳白色のブロックはありそうか
フォックス:ありません。犬なんで。
イーグル:ふむ・・・では次だ
イーグル:手順1、配電型基盤を本体を揺らさないように取り外し、全体を真空にした状態で本体向きに電極が走っている方の銅線を切る
イーグル:配電型基盤はあるか?
フォックス:ありません、犬なので。
イーグル:電極は?
フォックス:ありません
イーグル:全体を真空にはできそうか
フォックス:かわいそうですよ、犬を真空にしたら
イーグル:まじめにやってくれ!!
フォックス:しょうがないでしょう!こっちの状況も考えてくださいよ!
イーグル:しかし!・・・くそ、爆破予告時刻まで時間がない・・・次行くぞ
フォックス:はい・・・おねがいします・・・
イーグル:手順1、電力コンバーターを・・・あるか?電力コンバーター
フォックス:ないです
イーグル:だよな・・・手順1、USB2.0インポートジャック・・・
フォックス:ないですね・・・
イーグル:手順1、ガラス型真空管を・・・
フォックス:ないです
イーグル:手順1、可変型コンデンサーに・・・
フォックス:ないです
イーグル:手順1、しっぽの付け根のもふもふな部分を・・・
フォックス:ないです
イーグル:だめか・・・わかった、プランを変えよう
フォックス:ん・・・?
イーグル:あいにく近隣住民の避難は完了している
フォックス:先輩・・・
イーグル:なんだ・・・
フォックス:最後のマニュアル、もういっかい読んでもらってもいいですか
イーグル:あ、ああ・・・手順1、しっぽの付け根のもふもふな部分を・・・
フォックス:あります!ありますよもふもふな部分!
イーグル:なに!
フォックス:すごい!てかなんですかそのマニュアル
イーグル:これは自立式爆弾INUー3(アイエヌユースリー)のマニュアルだ
フォックス:それじゃないですか!先輩そのマニュアルの存在知ってたんですか
イーグル:知ってはいたが・・・実物を見た事はなかった、そうか、ボマークラウンはこいつを使っていたのか・・・
フォックス:絶対それです、先輩、支持お願いします
イーグル:ああ、読み上げるから的確に解除作業を頼むぞ
フォックス:了解!
イーグル:手順1、しっぽの付け根のもふもふな部分を撫でると、寝ます
フォックス:・・・
フォックス:よーしよし、よーし、いい子だねーちょっと触るよー、ごめんねー、触るよー・・・すごい!本当に寝ました!
イーグル:いいぞ!
イーグル:次だ、手順2、起こさないように両耳を持ち上げ、裏返す。(だんだん小声で)この時犬を起こしてしまうと起爆してしまうので最新の注意を払うように。
フォックス:ゴクリ・・・
イーグル:(小声で)耳を裏返すとそこに銅線がある、それを切断したら解除完了だ
フォックス:(小声で)・・・了解
0:緊迫の間。以下小声でのやりとり。
フォックス:先輩
イーグル:なんだ
フォックス:耳、裏返しました。銅線、あります。
イーグル:わかった、特徴を伝えてくれ
フォックス:犬から見て右耳が、緑の太いコード、左耳には赤と青の細いコードが並走してます
イーグル:なるほど・・・
フォックス:わかりますか・・・?
イーグル:ふむ・・・では、まず赤のコードを切ってくれ、そのコードがモニター装置につながっている。切ると秒読み音が消えるハズだ。
フォックス:了解。
0:間。
フォックス:止まりました、音
イーグル:でかしたフォックス!だがまだ爆弾は起動可能だ、引き続き犬の眠りは妨げるな
フォックス:了解・・・!
イーグル:次に、緑のコードを
フォックス:先輩しずかに!
イーグル:えっ・・・
フォックス:ふう・・・犬が起きそうでした、続けてください、次は緑ですか?
イーグル:ああ、そうだ、緑のコードは起爆剤ケースの電極につながっている、くれぐれも起こさないようにな
0:フォックス、緑を切断する
フォックス:(小声で)・・・切れました
イーグル:もう小声じゃなくていいぞ
フォックス:え・・・?
イーグル:解除・・・成功だ
0:感動的なBGMが流れる
フォックス:はああああああああああああああ!よかったあああああ!
イーグル:よくやったフォックス!
フォックス:あ、犬起きた
0:BGM止まる。
イーグル:えっ・・・
フォックス:大丈夫です、爆発する様子はありません
イーグル:まったく、ひやひやさせるんじゃない
フォックス:すみません・・・
イーグル:よし、そしたら爆弾をここまで連れてきてくれ、任務完了だ、ご苦労だったな!
フォックス:これで僕も昇進ですかね
イーグル:どうだろうな。だが本当にお手柄だった、上に掛け合ってみるよ。
フォックス:お願いします。
イーグル:なお、帰還の際はなるべく目立たない道を迂回してきてくれ。お前が解除したそのバーニーズマウンテンドックは犯人につながる重要な手がかりだ。解除を知ったボマークラウンがお前を狙わないとも限らない。くれぐれも最後まで気を抜かないでくれ。
フォックス:わかりました・・・あ、先輩。
イーグル:なんだ
フォックス:この犬、一連の調査が終わったら僕が引き取ってもいいですか
イーグル:なんだって?
フォックス:犬とは言えど、一緒に死線を潜り抜けた仲です、もし調査が終わって、犯人が逮捕されて、こいつの危険性がなくなってからでいいので
イーグル:・・・わかった、上に掛け合ってみるが、まあ期待はするんじゃないぞ。
フォックス:ありがとうございます!
イーグル:あとフォックス
フォックス:はい!
イーグル:無線はイーグルで統一したまえ
フォックス:あ、はい・・・すいません(笑)
0:寝静まる夜のオフィス街、遠くからサイレンの音が近づいてくる。
0:■以下、エピローグ(読んでも読まなくても構いません)■
フォックス:その後、僕の回収した証拠をもとに捜査がされ、無事、ボマークラウンは逮捕された。
フォックス:彼は首都近郊のベッドタウンに潜伏している、ごく普通のサラリーマンだった。
フォックス:動機は現在調査中だが、彼の潜伏しているマンションの一室からは、保健所で殺処分された動物達のリストや、複数の医学書、また動物愛護団体への寄付の控えなどが見つかった。
フォックス:彼は人間を憎んで、爆弾を作り、社会への報復をしようとしていたのかもしれない。
フォックス:しかし、たとえそれがどんな正義に基づくものでも、爆弾を作り、たくさんの人間の命を危険にさらしたという事実は変わらない。
フォックス:罪には相応の罰が与えられ、そして成果には相応の報酬が・・・与えられるはずなのだが・・・
イーグル:おい、ちょっと来い
フォックス:はい、どーしたんですか先輩
イーグル:この前の任務でお前が言っていた、昇格の件だが
フォックス:あ!かけあってくれたんですか!
イーグル:ああ。お前の活躍はすばらしかった。昇格が認められたよ
フォックス:え!本当ですか!何階級昇進ですか?
イーグル:お前は今3級だから、1つ飛んで1等隊員だそうだ
フォックス:マジですか!マジかああ!給料も上がっちゃうなああ!何買おう!先輩、今夜焼肉奢ってあげましょうか!
イーグル:それともう一つ
フォックス:え?
イーグル:これがお前に届いている。
フォックス:なんですかこれ・・・「貴君、コードネームフォックスの、職務態度の乱れ・・・ゲームボーイを・・・降格することと・・・3等隊員・・・3等隊員!?
イーグル:残念だったな
フォックス:そんなあー!
イーグル:これからもよろしく頼むぞ。
フォックス:あんまりですよ先輩・・・いちいちいじわるな伝え方しないでくださいよー
イーグル:ははは、すまんすまん、焼肉奢ってやるから
フォックス:お、マジっすか、ラッキー
イーグル:お前にじゃねえよ
フォックス:え?どういうことですか?
イーグル:こいつにだよ
フォックス:・・・お前!生きてたのか!
イーグル:失礼だな、殺しゃしねーよ
フォックス:体、改造とかされてないか?かわいそうなことされてないか?おーよしよし、そーだなー
イーグル:お前、猫派じゃなかったっけ?
フォックス:犬派になったんです。こいつ、僕が飼っていいんですか?
イーグル:ああ、犯人の逮捕、爆弾の解析と摘出が終わって、そいつはもう普通の犬だからな
フォックス:よっしゃああ!
0:以下、フォックス独白
フォックス:罪には相応の罰が与えられ、そして成果には相応の報酬が与えられる。
フォックス:たとえその報酬がどんなに小さいものでも、結果がプラスであれば
フォックス:僕は満足だ。
0:完
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