ドクタートントン　[2:1:0]

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0：飛行機の昼過ぎの機内。昼食を終えた客にキャビンアテンダントが飲み物を配っている。

0：ハーフ系の中年男が新聞を広げて、難しい顔をしているところに、いかにも新人っぽいのキャビンアテンダントが近づいてゆく。

ＣＡ：Excuse me（エクスキューズ　ミー）.

ＣＡ：Would you like something to drink?（ウッジューライク、サムシングトゥードリンク？）

中年：ああ、えっと

ＣＡ：えっ、あ、あの・・・

中年：うん、日本人だよ

ＣＡ：た、大変申し訳ございません

中年：ああ、いいのいいの、よく間違われるし

ＣＡ：ええと、お飲み物は？

中年：暖かいコーヒーを頼むよ

ＣＡ：畏まりました・・・こちら、どうぞ

中年：新人さん？

ＣＡ：えっ？

中年：見るからに、初々しい

ＣＡ：ああ、あはは、申し訳ございません

中年：あはは、誰でも新人の時期はあるから、頑張ってね

ＣＡ：どうもありがとうございます

中年：いえいえ、それじゃ、コーヒー、いただきます

ＣＡ：か・・・

中年：ん？

ＣＡ：快適な、空の旅を・・・！

中年：・・・うん、ありがとう

ＣＡ：（次の席に行って）お飲み物いかがでしょうか？

0：場面転換。ＣＡのアナウンスが流れる。

ＣＡ：本日はエルクパシフィックエアライン、シアトル・タコマ国際空港発１１２便をご利用いただきましてありがとうございます。

ＣＡ：気流の乱れにより、到着時刻に遅れが生じております。

ＣＡ：湯浅空港、到着予想時刻は１９時前後になります。

ＣＡ：大変ご迷惑おかけしますが、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ＣＡ：また、只今機内にてお飲み物をお配りさせていただいております。

ＣＡ：アルコール、ジュース等のメニューは座席の裏「ＥＰＡ（エパ）フライトジャーナル」の裏面にてご確認ください。

0：アナウンスが切れる

0：中年の所にＣＡが再び近づいていく。

ＣＡ：お客様、お飲み物は・・・

中年：（寝ていたが、ＣＡの声で起きる）ん・・・ああ

ＣＡ：あ、すみません、起こしてしまいましたか

中年：ああ・・・ＣＡさん

ＣＡ：あの、お飲み物、いかがでしょうか？

中年：うん、それじゃあ、お水頂戴

ＣＡ：畏まりました

中年：あの、ＣＡさん

ＣＡ：はい？

中年：飛行機って、薬とかもらえたりするのかな

ＣＡ：え？

中年：変なお願いだと思うんだけど、さっきから頭が痛くて

ＣＡ：ええと、薬ですか・・・

中年：ああ、まぁ、無理ならいいんだけど、どうかなって

ＣＡ：申し訳ありませんお客様、そういった提供はしてなくて・・・

中年：ああ、うん、そうだよね

ＣＡ：お力になれずすみません

中年：ううん、いいのいいの

中年：飛行機、久々だったからさ、多分気圧にびっくりしちゃったんだね

ＣＡ：ブランケット、持ってきましょうか？

中年：あー・・・うん、じゃあ頼むよ

ＣＡ：かしこまりました

中年：ありがとう、イタタタ・・・

ＣＡ：あ、お客様

中年：ん？

ＣＡ：お水、常温で入れたので、よければどうぞ

中年：おお、気が利くね、どうもありがとう・・・

0：と、水の入ったコップが受け渡されるが、うまく握ることができずに、こぼしてしまう中年

中年：おっと

ＣＡ：ああ！

中年：おっとっと・・・申し訳ない・・・どうしたんだろうね、あはは

ＣＡ：すみません、すぐにタオルを！

中年：あーＣＡさん

ＣＡ：はい！

中年：ＣＡさん・・・できれば・・・ハァハァ

ＣＡ：お客様・・・？

中年：お水、もう一杯・・・

ＣＡ：あの、お客様！大丈夫ですか・・・？

中年：ちょっと・・・喉が渇いて・・・お水・・・がっ・・・

0：がくりと項垂れる中年。

ＣＡ：お客様・・・？

中年：はぁ・・・はぁ・・・

ＣＡ：お客様！？

ＣＡ：お客様！？

0：中年の意識はもうろうとしており、息遣いが荒くなっている。

ＣＡ：どうしよう・・・

ＣＡ：ええと、ええと、三船さん通路違うし・・・

ＣＡ：そ、そうだ、マニュアル！

0：ＣＡ、何か思い出したように直立して、客席を見回し、叫ぶ

ＣＡ：すみませーん！

ＣＡ：お客様の中に、お医者様はいませんでしょうか！

0：ざわつく客席

ＣＡ：こちらのお客様、具合が悪いようで、とてもつらそうにしてるんです！

ＣＡ：お医者様はいらっしゃいませんでしょうかー！

0：間

ＣＡ：あの、えっと・・・どんな方でも構いません！

ＣＡ：内科、外科（げか）、歯科、産婦人科！

ＣＡ：そのほか少しでも医療関係の知識がある方でも構いません！

ＣＡ：・・・いらっしゃいませんでしょうか！

0：間

ＣＡ：それでは・・・

ＣＡ：それではええと・・・

中年：はぁはぁはぁ・・・

0：静まり返る機内に中年男の苦しそうな息遣い。

0：と、少し離れた方で一人の男がゆっくりと手をあげる。

医者：あのぉー

ＣＡ：はい！？

医者：私、一応、医者だけど

ＣＡ：ほ、本当ですか！？

医者：うん・・・診ようか？

ＣＡ：お願いします！！

医者：うわぁ・・・声大きいなあ

ＣＡ：す、すみません・・・

医者：じゃあ、今からそっち行くから、右手まくらにして、回復体位、左向きに寝かせておいて

ＣＡ：は、はい！

ＣＡ：すみませんお客様、動かしますね！

中年：はぁ・・・はぁ・・・

ＣＡ：そちらのお客様！手を貸してください！

ＣＡ：行きますよ！せーのっ！

中年：うぅぅうう・・・

ＣＡ：そしたらそのまま、通路の方に、一旦降ろしますね

ＣＡ：じゃあ、イチ、ニで行きますよ、はい、イチ、ニ

中年：イタタタタ！！！

ＣＡ：どこが痛みますか！？

中年：うう・・・！

ＣＡ：お客様、すみませんが、身体横にしますからね！

中年：はい・・・

ＣＡ：ゆっくり、ゆっくり・・・痛み大丈夫ですか！？

中年：ううう・・・はい・・・なんとか

ＣＡ：そしたら、右手、少し頭上げてください

中年：はい・・・イッツゥ（痛いの意）・・・

ＣＡ：わあああ、すみません、はい、これでもう、終わりですから！

医者：患者に大声で話しかけない

ＣＡ：あ、先生・・・

医者：どいて

ＣＡ：は、はい

医者：えっと・・・この人名前は？

ＣＡ：（端末を操作しながら）ええと、４０のＧだから・・・岡井、ヒロシさんです！

医者：岡井さん、僕の声、聞こえるかな

中年：うう・・・はい・・・

医者：意識はあるね

医者：そしたら診察していくから、少し触るよ

中年：はい・・・

医者：ふむふむ・・・

医者：あー、そうか、うん、そうね

医者：はいはいはい

医者：おー・・・

ＣＡ：何か分かりましたか？

医者：静かにしててよ、どうせ何もわかんないんだから

ＣＡ：（ちょっと不機嫌な表情）

医者：そうかーそうだよね、はいはい

医者：（首筋を三本指で押して）で、ここが・・・

中年：イタタタタタタタタ！！！

医者：ってことだよね・・・はぁ・・・

0：間

医者：よし、オペしよう

ＣＡ：えっ

医者：えーっと、ああ、ＣＡさん、手伝って

ＣＡ：え、いやいやいやいや、え？先生？

医者：なに

ＣＡ：オペって、オペですか？

医者：そういってるじゃないか、早くこっち来て

ＣＡ：いやでも、ここでやるんですか？

医者：ほかにどこでやるのさ

ＣＡ：だからその、今は応急処置的な感じで、着陸してから・・・とか？

医者：この飛行機、あと何時間で着くんだっけ？

ＣＡ：えっと、着陸までは・・・あと２時間くらいです

医者：そんなに待ってられないよ

ＣＡ：でも、さすがにここで切ったり縫ったりは・・・

医者：じゃあいいんだね、この人死んでも

ＣＡ：それは・・・

医者：この人の病名、ストレス性静脈圧迫障害

医者：この場合のストレスって言うのは心のストレスじゃなくて（トントンと胸を叩いて）カラダ

医者：久々の長旅で体に負荷がかかった。

医者：それと、この人、日本語学校の先生でしょう。

ＣＡ：へっ？

医者：いつもは立ち仕事で動いたりしてたけど、最近は授業もオンライン

医者：座りっぱなしで筋肉も落ちてる所にこの飛行機

ＣＡ：え？ど、どうして職業・・・

医者：この病気、首元のクインケ浮腫が血管を圧迫して体内の血巡りが鈍くなるの

医者：早く処置しないと、手遅れになるよ

0：間

ＣＡ：（意を決して）わかりました。

医者：それじゃあ、これ、私のバッグなんだけど、名前教えるから

ＣＡ：名前？

医者：うん、ほら、テレビドラマとかで、助手が先生に道具渡すでしょ

ＣＡ：ええ、はい、わかります

医者：覚えてもらうから、私が言ったら渡してね

ＣＡ：わ、わかりました・・・

医者：はいじゃあ順番に左上から

0：一呼吸置いて

医者：これがワイヤーブラシ

ＣＡ：ワイヤーブラシ・・・

医者：で、これがスティックね

ＣＡ：スティック・・・

医者：左から丸型、樽型（たるがた）、卵型、涙型、円錐型（えんすいがた）・・・この五つ

ＣＡ：（一つずつ指差ししながら）丸型、樽型（たるがた）、卵型、涙型、円錐型（えんすいがた）・・・ん？

医者：いいね

医者：で、これがティンバレススティック

ＣＡ：ティ、ティンバレススティック

医者：そう

医者：で、あと下の列は、全部マレット

ＣＡ：あの、先生？

医者：いろいろ言い方あるんだけど、基本色で言い分けるからね

医者：白色が二つあるとおもうけど、そっちは素材で

医者：プラスチックと、フェルト

ＣＡ：せ、先生

医者：それじゃあ、時間もないからオペ、始めるよ

ＣＡ：えっと・・・

医者：岡井さん、オケ、始めるからね

ＣＡ：オケ？

中年：ううう・・・先生ぇ・・・お願いします・・・

0：間

0：以下、役者さんは※のついているセリフはなるべく丁寧に、ゆっくりと発音してください。

医者：じゃあまず手始めに、樽型スティック

ＣＡ：は、はい・・・（手渡す）

医者：※ひざ、トントン

ＣＡ：せ、先生？

医者：しっ、チューニング中は静かに

ＣＡ：チューニング・・・

医者：※ひざ、トントントン

医者：※ひざ、トントントン、トントン

中年：※フォーン

ＣＡ：え？岡井さん？

医者：いいね、来た来た

ＣＡ：は？あの先生・・・

医者：演奏中の私語は、ご遠慮ください

ＣＡ：ちょ、先生！？

医者：次！　※ひじ、トントン

中年：※フォーーン

医者：※ひじ、トントントン

中年：※フォーーーーン

医者：※ひじトン、ひざトン、おでこトン

中年：※フォフォフォン、フォフォフォン、フォフォフォフォン

医者：いいね、共鳴してきた

ＣＡ：一体、何が起こってるの・・・？

医者：このままいくよ、ＣＡさん、ワイヤーブラシ貸して！

ＣＡ：え！

ＣＡ：ああ、えっとえっと

医者：遅い！一番左上！

ＣＡ：ああはい、これ！

医者：はいワイヤーブラシで！

医者：※しゅわ～りしゅわしゅわ、なでなでしゅわわ

中年：※しゃらん、しゃらしゃら～

医者：※なでなで

中年：※しゃらしゃら

医者：※なでなで

中年：※しゃらしゃら

医者：かーらーの、思いっきりパシーン！

中年：スパシャーン！！※（反響）ワンワンワンワン

医者：よし！反響してるうちに、いよいよサビだ！

ＣＡ：なにが！？

医者：ＣＡさん！ティンバレススティック！

ＣＡ：出た！ティンバレススティック！

0：だんだんと演奏のリズムが上がってくる

医者：スネとんとこ、とんとこ！

中年：カンカラ！カンカラ！

医者：スネとんとこ、とんとこ！

中年：カンカラ！カンカラ！

ＣＡ：ちょ、スネ叩くのはマズいですって！

医者：スネとんとこ、とことん、タカタカタカタカ！

中年：チンカン、トカテン、タカタカタカタカ！

ＣＡ：先生ってば！

医者：はいここでＣＡさんのラップソロ！

ＣＡ：は！？

医者：ラップソロ

ＣＡ：えっと・・・

中年：（と、その間にも医者に叩かれて）チンカラ、チンカラ、チンカラ、チンカラ

ＣＡ：・・・ＣＡになって初めてのフライト・・・

ＣＡ：アメリカから日本まで・・・長時間フライト・・・

ＣＡ：お客様寝てればまるで瞬間移動・・・

ＣＡ：でも病人が出て迫られるセレクト

ＣＡ：ここでミスすればキャリアに響いて

ＣＡ：一発私はスーサイドー・・・

ＣＡ：（自信なさそうに）イェア・・・？

0：間

医者と中年：（拍手をしながら）おー

ＣＡ：何が！？

医者：さぁ大詰めだ！

医者：プラスチックマレット！

ＣＡ：プラ・・・あ、これだ！

医者：それだー！

医者：はい岡井さん８ビート！

医者：わん、つー、すりー（ひゅうぃごぅ）

医者：スネスネおでこ、スネおでこ、腰骨（こしぼね）小指（こゆび）にスネおでこ

中年：ドッチ、カッチ、ドッチ、カッチ、ドッチ、カッチ、ドッチ、カッチ

医者：先行岡井さん、後攻ＣＡさん、８小節２本、ぶちかませぇ！

中年：エイヨウ、レペゼン日本

中年：だけどお顔はよそモン、オーネノン

中年：日本語学校教師をやってる、飛行機の中で病気になってる

中年：ＣＡさん助けてくれたけど、ちょっと荒っぽい運び方

中年：顔は良いけどしぐさが残念、そんな仕事じゃもう嫌だ

ＣＡ：はぁ？あなたを救おうとして

ＣＡ：必死に運んだ、譲歩して

ＣＡ：お前が本初子午線超えるまで命をつなげるように

ＣＡ：乗客声かけて　医者さがして　見つかって　こうやって手術して

ＣＡ：感謝の言葉もないなら、それなら起こしてやるぜ、暴行事件

中年：暴行事件？起こしたらクビになる

中年：こいつが犯罪者の張本人です

中年：この航空会社はこんなやつ

中年：雇ってていいのか超放任です

中年：感謝の言葉？ああそうか

中年：たしかに言ってないなありがとう

中年：人の洋服に水ぶっかけてくれて本当にありがとう

ＣＡ：黙って聞いてりゃ踏ん反りかえって何様なんだよお客様？

ＣＡ：そんな偉いならファーストクラスに席替えますか？お客様

ＣＡ：金払わないで優しくされたい、筋通らねえよ、無能だな

ＣＡ：ローカルマナーなってないやつは国に帰れよこの重症患者

医者：・・・終了ぅ

医者：それでは判定を聞きたいと思います

医者：先攻、岡井さん！

0：乗客たちの歓声

医者：後攻、ＣＡさん！

0：乗客たちの歓声

医者：わかりましたぁ・・・

医者：エルクパシフィックエアライン夏の陣、優勝は先攻岡井さん！

ＣＡ：なんでだぁ！私もがんばったのに！

ＣＡ：てか岡井てめー！もう一回だ！もう一回勝負しろー！

医者：ちょ、ＣＡさんうるさいって

ＣＡ：うるさいもへったくれもあるかー！もう一回だー！

中年：う・・・

ＣＡ：あ？

中年：バタ・・・

ＣＡ：あ、ちょ、岡井！

ＣＡ：おい！岡井！

医者：・・・大丈夫、気絶してるだけだ

ＣＡ：そうか・・・はぁはぁ・・・

医者：ＣＡさん、大丈夫・・・？

ＣＡ：えっ？

ＣＡ：・・・ああ！はい！だ、大丈夫です！

ＣＡ：というか、先生！

ＣＡ：・・・なんですか今の？

医者：ん？なにが

ＣＡ：いやだから、今の、とんとことんとこ、みたいなやつとか

医者：うん

ＣＡ：ラップとか・・・？

医者：君もノリノリでやってたじゃないか

ＣＡ：乗せられたんです！

医者：あれはね、オペだよ

ＣＡ：オペって手術の事ですよ！？

医者：ああ

ＣＡ：手術だったんですか？

医者：ああ

ＣＡ：・・・？

医者：ＣＡさん、固有振動数って知ってるかい

ＣＡ：固有振動数？

医者：ああ、この世界にある物体は特別な力を加えなくても、少しずつ振動している

ＣＡ：はぁ・・・

医者：そして、この物体に特定の振動を与えると「共振（きょうしん）」っていう現象が起こるんだよ

ＣＡ：きょう、しん？

医者：声でワイングラスを割るおばさんの動画みたことない？

ＣＡ：あります

医者：それそれ

ＣＡ：はい・・・

医者：私はね、手で触れるだけで、その物体の固有振動数がわかるんだよ

医者：さっきの諸々は、共振を起こすためのオペってわけだ

ＣＡ：えっと・・・つまり？

医者：察しが悪いなキミは

医者：だからつまり

中年：ううん・・・

ＣＡ：あ、岡井さん！

中年：あれ？ここは・・・？

ＣＡ：岡井さん！大丈夫ですか！

中年：え・・・？ちょ、ＣＡさん？頭ぼさぼさですよ！？

ＣＡ：ああ、これは・・・じゃなくて、岡井さん！からだの調子は！

中年：体・・・？普通・・・ですけど・・・

ＣＡ：へ？

中年：私はこう見えて、小学生の頃から風邪をひいたことがないのが自慢でして・・・

ＣＡ：あ、あの・・・

中年：というか、どうして私の名前、ご存じなんですか？

医者：あーいえいえ、あなたが急に倒れたもんですから、このＣＡさんが心配してね

中年：ええ？私が倒れた？

医者：ええ、なので、もう大丈夫ですから

医者：ほら、ＣＡさん、お席に誘導してください

ＣＡ：あ、はい・・・

ＣＡ：大丈夫ですか？立てます？

中年：え？ええ、大丈夫ですよ

ＣＡ：あっ、そうですか

中年：（首をかしげる）

ＣＡ：お席、こちらになりますので、どうぞ

中年：はぁ・・・

ＣＡ：えっと・・・

中年：・・・なんですか？

ＣＡ：お水、いります？

0：少しの間

中年：・・・いらないです。

0：場面転換

0：電子音。飛行機はすでに空港に到着しており、客はパラパラと立ち上がって荷物を降ろしたりしている。

ＣＡ：「本日もエルクパシフィックエアラインをご利用いただきましてありがとうございました。」

ＣＡ：「皆さまの次のご搭乗をお待ちしております。」

ＣＡ：・・・それでは、３０番から後ろのお客様

ＣＡ：お客様同士の間を開けて、お降りください

0：客がぞろぞろと降りていく中、ＣＡは

ＣＡ：ありがとうございました

ＣＡ：ありがとうございました

ＣＡ：ありがとうございました

0：と、そこに医者が通る

ＣＡ：ありが・・・あ・・・

医者：どうも、ありがとう

ＣＡ：先生・・・

医者：これ、渡しておこう

ＣＡ：え、これ・・・

医者：名刺だ

ＣＡ：内田

医者：私の名前だ

ＣＡ：わかりますよ

医者：そうか

ＣＡ：助けていただいて、ありがとうございました

医者：いやいや・・・

医者：君には、ラッパーの才能があるのかもしれないね

ＣＡ：あはは・・・

医者：まぁいずれにせよ、キャビンアテンダントの才能はない様だ

ＣＡ：そんなこと言わないでくださいよ

医者：これは、触らないでもわかる

ＣＡ：はぁ・・・

医者：それじゃ、楽しかったよ

ＣＡ：はい

0：医者の後ろ姿を見送るＣＡ

ＣＡ：どうも、ありがとうございました

0：着陸後のアナウンスが、英語、中国語と流れながら、飛行機の画がズームアウトしていく。

0：終

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